ゴリラの檻まで1マイル

意外にも京都のプロバイダからのアクセスが少ない当ブログ、このB級グルメのニーズがあるかは激しく不安だったりします。
無論ニーズが無くてもやりますがね。

本日ご紹介するのは京都市北区の賀茂川沿いに位置する

『MKバイキング』

たまには『B級グルメ』の冠にのっとったディープなスポットをご紹介。
こちらは着物割引などのユニークな割引に丁寧な接客で有名なMKタクシーが運営する社員食堂も兼ねた激安バイキングです。
お値段なんと５００円。
マックでバリューセット頼むより安いです。５００円て。

ネット上でもたまにしか話題に上がらないものの、地元では有名らしくお昼時にはいつも人で一杯の人気バイキング。
その破格の値段に、バイキングとは思えない殺伐とした空気、これまでご紹介したお店の中でも直球ど真ん中なB級グルメです。
１人でもノンプロブレム、むしろ１人で行くのがBグルの生き様、寡黙なタクシー運転手の憩いの場なのです！


住所：京都市北区上賀茂西河原町1-1MKボウル上賀茂2F
TEL：075-721-9304
営業時間：朝10:30～昼2:00(LO)、昼4:30～夜8:00(LO)
休日：なし

どれだけ食べてもお値段一律のバイキング、私のような大食漢をもやさしく受け入れてくれるその形式はやはり心が躍ります。
厨房作業も効率化出来て、人件費を抑えられるバイキングは店側としてもおいしい形式だそうな。
そりゃまぁ、お客さんが皆が餓えた体育会ガテン系の兄ちゃんなら、イナゴの大群よろしくその場の皿を全て片付けてしまうでしょう。
が、世の中はそんな大食漢を中心に回ってない訳でして、実際はこの形式での値段分だけ食べれる人はごく僅かだそうです。
ちなみに、以前とあるバイキング店のチェーン店長に聞いたところ、『多分お前でも元は取れていない』とのこと。
９５％信頼区間を大きく外れるであろう私で元を取れていないのですから、そりゃ相当なもんですよ、ええ。

まぁ、そうは言うものの、バイキング形式じゃなくて普通に注文していればもっと代金は掛かるので、双方ハッピーな形式なのは間違いありません。
料理自体は普通にメニューに載っているような料理ですし。

大皿から好きなものを取り分け、山盛りの取り皿にウキウキしてしまうのは私だけではないはず！
少しお値段の張るホテルのバイキングなんてもう宝の山！

リーガロイヤルホテルのバイキングなんてもう、ああ・・・・・・・。

京都にも有名なホテルバイキングがあるそうなのでいつかは行って見たいですね。卒論終わったら行く！行ったる！



で、盛り上げておいてなんですが、本日ご紹介するのはウキウキもなければ料理に舌鼓を打つこともない寡黙なバイキング。
反論は許しません。


冒頭の怪しげな看板から細い廊下を抜けて２階に上がると現れる入り口。

ドリンクバーもあります。ビールもあります。
タクシーの運ちゃん、ビール飲んでねーよな。不安。超不安。


で、ここで食券を購入。
購入した食券をおばちゃんに渡して５００円の宴がスタートです。


当店のおすすめはドリンクバーとのセットです。
お茶で十分な私には関係の無い話です。
ワンコインというのが重要なのだよ！
あとチンタオビールもあります。何故。


店内です。
写真を撮るためにお昼の混雑時を外す私の用意周到さを、皆さんもっと見習っても良いと思てます。
開店３０分後に行ったのですが、既にお客さんが数人（全員１人で）いたので写真を撮るのも一苦労でした。


肝心の料理です。見える範囲で全部。
品数は少なくはありません。奥に見えるのはサラダバー。
料理もちゃんと補充してくれます。
５００円だからって侮れません。結構充実しています。
料理は日替わりで変わります。
この日はカレーじゃなくてシチューでした。


手前がコロッケ、奥が手羽元煮込み、右はポテトです。
味は学食を想像してください。学食よりジャンクだけど。
繊細な味付けを求める人は、この店を選択する時点で人間やり直したほうが良いと個人的には思っています、はい。


サラダバーはかなり充実。
水菜があるのはポイント高いです。
あと缶詰のパイナップルが心をくすぐります。
１人暮らしじゃ食わんわなー。


選んできました。サラダは別皿です。
懐かしいわかめご飯を軸におでん、揚げ物と『ご飯食らったる』仕様のチョイスです。
炭水化物の消費を極力抑えて満腹になるのを防ぐのがバイキングの鉄則なのですが、こちらのおかずは基本的に味付け濃い目。
それもご飯のおかず仕様の塩分過多の味付けです。

あと制限時間は９０分ですが、そんな長時間の滞在なんてマジ無理。
短期決戦あるのみ！

って何言ってんだ私は。


名物だそうです。それでいいのかMKグループ。
ちなみに山科にもあります。
雰囲気は似たようなもんですが、おかずは少なかったかと。


おでんです。
牛スジ串も数本あったけど他のおかずを選んでいる間に、隣のおじさんが全部持っていきやがりました。

はかった喃。はかってくれた喃。


おかずです。
鳥のから揚げです。多分鳥。鳥だと信じてます。
あと何かの肉団子とコロッケ。

初めてこのバイキングに来たときはから揚げが大人気で、大皿にあるから揚げ全部盛った嬉しそうな兄ちゃんと、後ろに並んでいたおじさんの悲しそうな顔が忘れられません。
食いもんの恨みは深いぞ！（私も取れませんでした。）


ラーメンもあります。自分で茹でます。
麺は最初からフニャフニャで、バリカタ大好きな博多っ子は最初から拒絶です。世知辛い。

え？味？
この後に及んでまだそんなこと言うのですか！察しろ！





という訳で、京都市北部の穴場スポットMKバイキングでした。

時間帯にもよりますが、基本的に黙々とおかずをよそい飯を食らう静かなバイキングです。
私の平均滞在時間は２０分強。
肉野菜炒めの肉の部分だけを延々とより分けるおっさんに、から揚げ用の菜ばしで平気でおでんを取る兄ちゃんと、中々殺伐とした空気も流れています。
バイキングの他にボウリングも併設されていて、バイキングで満たされた後でバイキングに行くのがMK通だそうな。

お金は無いけどお腹一杯食べたい食いしん坊はワンコイン握って上賀茂にGO!