5月5日柿田川フィッシュストーリー釣行記

ゴリ

2006年05月08日 23:13

日時:5月5日
場所:柿田川フィッシュストーリー
天気:快晴
風:ほぼ無し
使用タックル:プレッソルキナ604UL+ルビアス2004、トラウティストエリア3lb+5lbリーダー
HITルアー:プリズムリーフ1.7g、バディ0.7、1.2g、バディダディ3.2g
魚種:ニジマス
匹数:114匹
サイズ:20~45cm


GW非日常釣行一発目です。


最初に言っておきましょう。
今回の遠征は決して癒しではありません。
一度でも多くのアタリを目視し、一度でも多くアワセをし、一匹でも多くの魚を釣り上げるための修行なのですッッッ!!!


ドラゴンボールで言うならばカリン様の塔で超神水を飲んだ悟空、スラムダンクで言うならばジャンプシュート2万回の安西先生の合宿、この遠征はあくまでも私の管釣り技術向上の為の釣行なんですよッッッ!!!


という訳で、5日の釣行はお遊び0。
大物揃いで難攻不落と名高い3号池では二日間を通して一投もしていません。
目的はあくまで数、成功体験を積み重ね、戦闘能力を高めることなのです。

いつもの和やかにお互いを罵りあう釣りとは全く異質の殺伐さを纏ってひたすら釣り続けてきました。

で、感想ですがやっぱし柿田川は凄かったです。

連休中の混雑っぷりにも関らずあの釣れ具合。
しかもあれでも渋いというのですから・・・・・・・・・・
良いときはもっと凄いのでしょうか?恐るべしです。

1人で黙々と釣ってたからあんまし書くことないですしサクサクッと駆け足で。
さて、奈良を出発したのが夜の12時半、途中仮眠を取ったり朝ごはん食べたりして朝の7時半にか柿田川へ到着。

東京に向かう両親と別れ、受付を済ませてからタックルを準備。

今回は遠征ということもあって、1ピースで邪魔以外何者でもないゴリ棒はお預け、プレッソルキナ604ULの1本のみです。
やっぱり4ピースの携行性は素晴らしいですね。
鞄1つで釣りに行けるのですから。

2ピースの新ゴリ棒も今週中に完成の予定なのですが、コイツは7.6フィート、激しく邪魔。
曲者大好きです、はい。

ラインはナイロン3lb、最近は2lbがメインなのですが、柿田川ということもあって3lb、ネットも無いのでリーダーは太目の5lb。
流石に強かったですね。

リールはこの日はルビアスを選択。
「KIXで周りに何度も、何度もプレッシャーを掛けるのはね、ちょっとマナー違反かな」なんて思うはずも無くただ二日間あるので先にこちらを選んだだけです。


で、8時になってイソイソと入場。
普段の私ならば『3号池で1匹釣り上げて漢になる!』と青臭い台詞を吐いていたことでしょう。

だが、この日の私はひたすら鱒を釣り続けるキリングマシーン、3号池には一瞥もくれずに南1号池で釣り開始。













つ、釣れる!!!!!

丁寧にスプーンを泳がせれば必ず反応があります。

魚が掛かれば、魚の挙動を見ながらランディング。

ロッドは、バットパワーを感じるところで固定して、動かすときは常にテンションを保つために手首は円を描くように動かしフックを外す。

一つ一つ反芻しながらのランディングは中々大変ですが、今まで自分が如何に適当にランディングしていたかを激しく痛感。
丁寧なランディングを心掛けた甲斐もあっていつもよりは足元のバラシも減ったように感じます。


使用していたスプーンはほぼプリズムリーフ1.7gかバディ0.7g。
以前から感じてたのですが、表層ちょい下を攻めるならバディ1.2gよりプリズムリーフ1.7gの方がやりやすいように思います。
バディ1.2gだと沈降スピードが速いですが、プリズムリーフ1.7gはサイズの割に軽いので表層下50cmくらいを巻くには良いかも。

そして、周りの家族連れやカップルの人たちが和気藹々と釣れないながらも楽しんでる中、ボチボチのペースでロッドを曲げる私。

隣のカップルの
『きゃあ~釣れた釣れた~!』
『大丈夫!任せて!』

というやりとりに心が挫けそうになりましたが、本日の私は感情を持たない鱒捕獲のターミネーター。

一言も言葉を発しないで釣りしてました。

正気にして大業ならず、管釣り道とは死狂い也!!!


そうこうしているうちに、柿太郎さんによる放流のお時間がやってまいりました。

結構な数が放流されたので、しばらくは正に一投一釣。
特にバディ0.7gの限定カラーへの反応は凄まじく、11本連続ヒットとスレで持っていかれるまで怒涛の勢いで釣れました。

爆釣スプーンの殉職は痛いです。それが限定ならもう半泣きです。

その後も放流の魚を黙々と、傍から見れば殴り飛ばしたくなるようなニヤけた顔で釣り続けていると柿田川恒例コーヒーマッチ『ダイドーカップ』が!

懐具合はかなりギリギリですが引くわけにはいきません。
こう言ってはなんですが今の私は間違いなく輝いているッッ!!


一投で勝負をつけてやろうじゃないですか!











返り討ちでしたけど、何か?

ダイドーカップの舞台はちょっと深めの南5号池。
さっきまで釣りをしていた南1号池とは状況は一変でしたが、今の私なら行ける!、そんな気がしただけでした。

ちなみに柿太郎さんはココニョロを使って秒殺。
瑞浪に行ったときのTakadaさん以上に無慈悲でした。

そんな柿太郎さん曰く、『ダイドーカップは釣りのウデが30%、運が30%、40%が勝負強さ(平常心)だ・・・と思う。』とのこと。

私を皆さんと比べた場合、釣りのウデは5割引、勝負強さは(平常心)は8割引、当然運はなんてマイナス30%なんで・・・・・・・トータルではマイナスじゃないですか。

うーむ、最近の私はネギどころか豆腐にシメジにうどんも背負ってついでに鍋とコンロも持ってきた鴨同然かもしれません。

その後もひたすら南1号池に張り付いて、ワイワイ言いながら楽しく釣りをしている家族連れの皆さんに当たるはずだった放流魚を刈りつつ、昼もそこそこにして黙々と釣りしてました。

やはり魚が見えるって素晴らしい。

鱒の捕食が如何に下手か、
フッキングするための口の有効範囲は如何に狭いか、
ラインに出ないアタリはどんな風にくわえてるのか、
くわえたまんま急に走り出すとはどういうことか、

聞いてはいたものの、この目で確認したことなかったアタリや食い方を見れて楽しかったです、はい。

しかし、あの内の何割が取れるのでしょうか・・・・・・
偶然のフッキングはありましたが、意図的にアワセられたのはほとんどありませんでした。
この日成功したのは、普通にアワセるとすっぽ抜けてしまうアタリのみ。

食い方に合わせたフッキングが出来るようになるのは果てしなく遠いですね。

昼からは、

放流

ウハウハ

渋くなる

放流

ウハウ(以下略


って感じで数を伸ばし、ひたすら釣り狂ってました。

時計の針が6時半を廻ったくらいで念願の3桁も達成。

これでワイも3桁の男やでぇ!


ナイターになっても一向に人は減らなかったせいか、前回経験したようなガツンと手元に走るアタリは無かったですが、GROWや蛍光でポツポツ拾っていき、114匹でフィニッシュ。


沈黙の時間もありましたが、コンスタントに釣れて楽しかったです。
ナイターは疲れで散漫になりましたが、1日中黙々と釣りに集中した成果は確かに感じました。

ロッドを持つ姿勢、ラインの角度、スプーンの動き、普段の釣りであまり意識しなかったことをきっちりと確認出来たのは色んな意味で大きかったです。
同時に、今の自分がどれだけヘタレかも再確認。

鬼のごとく釣る人たちとの差異を感じれただけでも大きな収穫でした。
当たり前のことを当たり前に出来る様になる、まずはそこからです。

まずは基本を、出来ることなら高次元で基本をこなせるよう、精進あるのみですね。
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