2011年7月9日チヌ釣行記

ゴリ

2011年07月14日 21:00


乾坤一擲,最後に出てきた35cm.

ボウズを覚悟していた釣行でしたが,最後まで諦めないってのは大事.

日時:7月9日19:00~00:30
場所:大阪湾
天気:晴れ
風:なし
使用タックル:KGL-T802L+03ルビアス2003+PE0.7号+フロロ8lbリーダー
ルアー:ボンボン3.5g+クロウデッド1.8インチ
釣果:キビレ35cm×1


夕暮れの土曜日,マクロを積みすぎて静止したまま動かないエクセルに見切りをつけて,寮に帰って出撃です.
この日は以前から目を付けていた某運河.
エントリーしやすい&魚のストックもありそう&広いということで,現ホームの2番手抑えとして期待しているポイントです.

で,原付をかっ飛ばすこと15分でポイントに到着.
辺りにはランニング姿のおっちゃんに,カップルと,水辺が憩いの場として機能していることが良く分かります.
そして,そんな夏の夕暮れの水辺に,右手にペンチ,左手に(TATUさん曰く)魚を撲殺もできるBOGA30LB,背中に巨大なネットを背負い,目をギラつかせて佇む私.
やっぱり釣り人って行政がイメージする憩いの水辺構想とはかけ離れてますよね.基本狩猟民族ですし.

で,そんな平和な空気の中で釣り開始.
根がかりが多いのは最早宿命ですが,何と言いますか,水辺全体で水質が悪いです.
サビキには豆アジも釣れているようですし生命感はあるのですが,経験上,あんまり良い感じではありません.
釣り場も護岸から10m付近に沈み根(テトラか?)があるようで,根がかり率が半端じゃありません.

潮止まりも重なって周りにもルアーマンがチラホラ見え始めた辺りで,近くのシーバスポイントへ移動.
こちらは高架橋絡みの私的エースで,今年はさっぱりではありますが,バチにもイワシにも対応できる主力ポイント.

足場も高く水深も5m以上あるのですが,こういうポイントでも釣りは出来るかを実験.
結論から言いますと,5gじゃ厳しめ.7gなら何とかで,初めて速攻でたった一個の7gがご臨終したので即終了.

そう言えばここはバチ抜けの主力ポイントだったなぁということで,ちょっと今季最強の呼び声の高かったフィールを引いてみると,セイゴ,すなわち,ロリシーバスの反応あり.

ただし,普段のバチのように,オープンスペースでニョロニョロをゆっくり引くといったイージーな釣りじゃなくて,ストラクチャー際を通した瞬間に喰ってくる感じ.

今シーズンのここら一帯のバチは,ほとんどボイルしているところすら見れないことが多かったのですが,最近になって,ロリシーバスサイズのみのボイルが巻き起こっているようです.
で,フィールチャートで3本ほどキャッチした辺りでまたまた移動.
ここが熱くなるのはやっぱり,秋でしょう秋.

最後は石積みの護岸が延々と続く広大なポイントへ.
水深も浅く,ゴロタ石と,条件は揃っている筈です.
とりあえず片っ端からキャストしていきますが,やっぱり水がおかしい感じ.
言うならば,ターンオーバーしているみたいで,水の泡が消えません.
後で聞いてみたら,エリア一帯で青潮が発生していたとのことでした.

それに加えてこの日は夏の風物詩,夜光虫の動きも活発.
普段の私なら速攻で撤収しているところですが,初めてのポイント,こういう地道なリサーチが今後の爆釣につながるんやと言い聞かせて釣り続行.

底を引いてくる感じもリズミカルで,アタリも確かにあるのですが,全然のらなくて泣きそうです.
攻めのフッキング!とか呟きながら,アワセを試みるも,どう考えてもアワセ遅すぎ.
ボールがミットに収まってからバット振ってる感じです.
どうも,この手の感覚と反射神経を要する釣りは苦手.というか無理.
基本鈍感で巻いてりゃ釣れましたってのが一番ハッピーな人間ですし.

しかし,己の能力の低さを自覚はしても,魚を釣りたいのが釣り人の性といいますか,諦め悪く,しつこく投げまくります.



で,最後の最後に執念が実って冒頭の一匹をキャッチ.
沖で掛けた分,ファイトも楽しめて大満足.

やっぱり,ボールは諦めないものの前に転がってくるもんです.
0時30分,ヤリィと叫んで,納竿.
帰りに食べた冷やし中華は,殊更,美味かったのです,はい.


そんな感じで第三戦.
これまでのパターンだとここで最後にボンボンなくして,『帰りに食べた冷やし中華いつもよりしょっぱかった』とか抜かしていた筈.
まぁ,たまには最後に報われたって良いですよね,たまには.
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