11月19日トラキンビギナーズたかみや

ゴリ

2006年11月27日 22:12

日時:11月19日
場所:フィッシングレイクたかみや
天気:雨
風:なし
使用タックル:プレッソルキナ604UL+カルディアKIX2004+トラウトアドバンスフロロ2lb、長ゴリ棒+ルビアス2004+トラウティストエリア3lb
魚種:コーホーサーモン、ニジマス
匹数:7匹
サイズ:20~30cm


先週の日曜日のトラキンビギナーズたかみや戦の話です。
最近釣行記が遅れ気味になってきてちょっとだけ焦っていたのですが、よく考えて見ると去年はもっとハイペースで海に出撃していたので、釣行記なんて1週間どころか一ヶ月くらい置いてけぼりなこともザラでした。
ブログを始めて早一年半、どうも最近守りに入っている模様。
今後は昔を思い出して、もっとアグレッシブに釣行記作成を先送りにしていこうと思います。ハッ!
11月19日朝4時半起床。
前日に死ぬほど摂取したアルコールも奇跡的にすっかり抜けて、ベストコンディション。
空は雨模様だけど、清清しい気分です。

前日にわざわざ新幹線に乗って合流した嵐山インストラクターのバディくんと合流して、いざたかみやへ。

気温も極寒だったプラに比べると、朝からとても暖かく、体感的には前日の昼間よりもよっぽど暖かかったです。むしろ暑かったくらいです。

たかみやに到着したのは5時半前。
駐車場には目をギラつかせた飢えた狩人が大勢たむろっています。
とりあえず、前日の酒盛りで酔った勢いで電話を掛けて迷惑をかけた大阪勢のうしさん、O山さん、機敏さんに謝罪したりしなかったり。
このままだと酒癖が悪いというイメージが定着してしまいそうな予感です。
え?もう定着してるって?うるせーチキショー。

関西からは他にも、なごみの湖の常連さんでパープリンズカップにも参加していた晩酌大僧正さんと裏坊主めくりさん、それにプリズムの新作ロッドディーバを携えたKさん、そして前日入りしていたプリたろーさんとカリホルニーヤさんと、ここは広島なのかと疑う陣容。

釣りビジョンの結果を見ても分かるとおり、大会参加の半分以上が中国地方以外からの参加でした。

で、早々に受付を済ませ、タックルを準備して開会式を待ちます。
タックルは遠投仕様の長ゴリ棒76XUL+ルビアスがメインで、抑えはルキナ604ULとカルディアKIX。
前日からKIXが不調だったので実質は76XUL一本勝負でした。


プラのおさらいをしておくと、

・ 狙う層は表層1m以上
・ 狙う魚はコーホー、サクラマス
・ ルアーは1~2g台のスプーンで堅実に

大会用の放流でどれだけ状況が変化するか、どれだけその変化に対応出来るかがキーポイントや!と吼えてました。

6時からの開会式、ルールの説明の後、おなじみの鵜沼氏登場。

うわ~、テレビの人だぁ~と素直に感動です。
よく見れば周りにはテレビカメラがスタンディングバイしてます。

『カメラは命を吸い取る』という江戸末期の風説を未だに信じている私は、カメラのすぐそばに寄って『灯台下暗し!』と心の中で呟きながら説明を聞いてました。

あと、去年、一世を風靡するはずだったあの『マッスルマッスル』という合言葉はリニューアルしてました。
おそらく、今年も一世を風靡することはないだろうってのは、あの瞬間あの場にいた誰もが共有したコンセンサスだと思います。合掌。


大会進行は参加者がA,Bに分かれて、20分×4の計80分で、ピリオド毎に場所移動していく総匹数勝負。
A,Bで番号が近い人4人が集まってグループになって、A組はB組を、B組はA組を審判するスタイルです。

私はA-16番で、正直微妙な番号。
一緒に競技する組もアイビーラインの方々やサンクのスタッフのK村さんと、かなり濃い面子。
あっという間に場が凍りそうな予感です。

・ 第1ピリオド
釣果:2ヒット1キャッチ


朝一で放流が入っているかもしれないので、数を稼いでおかないといけない+放流がどう影響するかを的確に見極めないといけない重要なピリオドです。

私の立てていた戦略は上で挙げた3つの項目を踏まえて、

①オレ金、蛍光の派手な色のプリズムリーフ2.3gを遠投表層で広く、手早く探って勝負の早い魚をキャッチ。

②反応が悪くなってきたら、プリズムリーフ1.7g表層を、プラで反応が良かったカラーで刈り取る。

朝一ですから、それなりに釣れるだろうと思っていたのですが・・・・・・・。

激、じゃなくて極渋。

本気で釣れません。
周りも釣れません。
こりゃマジ無理ということですぐにプリズムリーフ1.7gに切り替え。
回遊カモン!と祈るような気分で待ちます。

で、全神経を手元に集中し、ふっとハンドルが軽くなった瞬間グリグリ巻いて虎の子の一匹をキャッチ。
ここでもう一本キャッチする後が楽になるなぁと思ってると、またもやヒット。
が、ジャンプ一発、スプーンがこっちに飛んできてバレてしまいました。
まぁ、あれは仕方ないです、はい。


第2ピリオド
審判


続いてB組の競技で私は審判です。
群れが回ってきたのか、開始と同時に一斉に魚が掛かっています。
私の競技の組の面々は真っ青です。
それもそのはず成績は全体での総匹数でA組もB組も関係ありません。
周りの方と『マジ勘弁して欲しいっすよ』と情けない声を出しながら観戦。

隣り合わせで競技中の麦ちゃん(さん)とO山さんが仲良くバラしてました。麦ちゃん(さん)、もっとロッド立ーてーてー。

・ 第3ピリオド
釣果:3ヒット0キャッチ


B組のスタートダッシュに期待していたのですが、Aは向こうの方で一本釣れただけ。切ない。
過分の期待はせず、黙々と1,7gを投げていると、魚はいる!
魚は廻ってる!間違いない!
隣のアイビーラインの方々はクランクでよく掛けています。
私にもアタリもありますし、華麗にアワセも決まります!

しかし、最後の最後のネットインが・・・・・・。

私の使用しているロッドは規格外の76XUL。
寄せる段階で魚を浮かせないと、手元でロッドを立てるときにかなりの確率でバレます。
そんなこたぁ使い始めた時から理解していることですし、前日のプラではちゃんと出来ていたことなのですが、緊張していたのか全く出来ていなかったようです。

自分では全く意識していなかったのですが、私がバラしている様を見ていた麦ちゃん(さん)に、『取り込みおかしいで。』と指摘されて初めて気づきました。

・ 第4ピリオド
審判


渋いピリオドでした。
釣れているのは超遠投の表層っぽいです。
隣の組で裏坊主めくりさんが物凄い勢いで釣ってました。
流石はなごみの常連さん、3g台のスプーン遠投はむしろ普段の釣りなのかもしれません。


・休憩&エリアMAX

この時点で私は貧果で1匹です。
中間発表の上位陣では1位は6匹で、2位が5匹、そして4匹と3匹が団子な状態でした。

表彰台は難しそうですが、このまま低活性状態が続けばまだまだ何とかなりそうな数字です。
昼に放流が入るとのことなので、それが反応するなら勝ち抜けラインは12匹くらいかと予想。
低活性が続くなら、単純に倍の8匹くらいだろうと踏んで、第6ピリオドで3匹、一番良い場所に入れる第8ピリオドで4匹に目標設定して、後半に備えて集中。

エリアMAXはプリズムデザインテスターで並み居る野郎共を圧倒する昨年度エキスパートシングル入賞のYUKAKOさん VS 昨年度エキスパートマイスターのMさん。
結果は釣りビジョンに加入してご確認ください。

観戦していた皆さんの反応は、
『こりゃ、後半も渋いな・・・・・・・・。』という感じでした。

・ 第5ピリオド
審判


午前中はA→Bの順番だったのですが、後半からは入れ替わり。
相変わらず渋そうです。
爆発は無しでちょっとホッとした私は現金なもんですね。

あと、一つだけ言いたいことが。
大会運営にとやかく言うつもりはありませんが、仮に参加者からお金を取って『競技』をする大会なのですから、競技者の邪魔をしないのは最低限の運営側のマナーではないでしょうか?
一般のお客さんならまだしも、運営側が一部の競技中の選手の邪魔になるなんてマナー以前の問題でしょう。
大会運営をする上で、その辺りはしっかりと徹底してもらいたいです。


・ 第6ピリオド
釣果:4ヒット1キャッチ


絶対に獲らなきゃいけない魚をポロポロこぼしてしまいました。
前半が終わった時点でプラで絞り込んだカラーが有効なことは、実証出来ていたので後は機械的に作業を繰り返すだけなのですが、それでもこぼします。

最後の最後に一本獲れたのですが、それまでは魚を掛けても全く取り込める気がしませんでした。
迷路といいますか暗示といいますか、とにかく、獲るべき魚を獲れず、このピリオドが終わった時点でもう無理かも・・・・・と心が折れかかり。
追い討ちをかけるように、このピリオドで8匹も釣った!という話も聞いて、マジに凹みそう。

しかし、わざわざ広島まで来て、そしてプラまでしてこんな情けない結果では終わるに終われません。
私はノミの心臓ですが、意地っ張りで負けず嫌いなのです。

・ 第7ピリオド
審判


B組はここで競技終了です。
私が審判していたお二方は地元の方でして、渋い状況ながらもしっかり魚を掛けて最後のピリオドでもしっかりキャッチされてました。

・ 第8ピリオド
釣果:6ヒット5キャッチ


最後の最後に全部噛み合って、意地を張りました。
場所が一番良く、魚も多かったので事前に描いたプラン通りの展開。

獲った魚は全てプリズムリーフ1.7g。
カラーはたかさんからの頂き物のタダ引きブルーにタダ引きホワイト!
事前のプラから圧倒的に反応が良かった光沢のある手塗りのブルーにホワイト、この二つを交互にローテーションしての釣果です。
釣れてる魚は8割方コーホーだったので、少し毛色の違うカラーが強かったようですね。

終了1分前に最後の1匹を獲り、何とか矜持は見せれたかと。


・ 延長戦サドンデス

8匹がたくさんいると聞いて、ああもう無理かなと思って道具を撤収していると、何とビックリ7位の7匹が5人いて一抜けのサドンデスがあるとのこと。
予想もしてなかったし期待もしていなかったのでビックリです。

面子はK村さんや晩酌さんの5人。

一度切れたと思ったクモの糸、まだつながっているのならすがらないはずがありません。
早抜けあるのみ!
正直、パターンは掴んでるので、第一投で瞬殺されなかったらいけると思ってました。思ってただけでした。

一度だけ、魚はルアーをくわえたものの、アワセられず。
早掛けということもあって、ルアー交換を躊躇したのが不味かったかなぁと思いもしましたが、そこは5人1人抜けの早掛け勝負、何を言っても詮無きことでしょう。

見事に一抜けされた晩酌大僧正さん、おめでとうございました!




という訳で、トラキン初参戦はサドンデス負けで幕を閉じました。
全力投球で頑張った分、得るものも多く何より楽しかったです。

見事にサドンデスを勝ち抜けた晩酌さん、前日の講習で戦略を全て披露した上で勝ち抜けたプリたろーさん、わざわざ新幹線をも使って広島まで来たバディくん、そして愛知、茨城や静岡から遠征された方々のエキスパートでのご活躍を心よりお祈りします。

そして当ブログをご覧の皆さん、自己満足の長ったらしい回顧録にお付き合いいただき、誠にありがとうございました!
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