ゴリラの檻まで1マイル

先日のエントリー”フック”に同じナチュラムブログで管釣りブログ『言いたい放題～バス、マス釣行』のsilverさんから『何故プリズムデザインのみなのか？』という旨のコメントを頂きました。

私は去年の１０月からプリズムデザインのスプーンしか使わないプリズム偏愛者なのですが、このブログでその理由をしっかり述べたことが無かったので、その問いの答えはネタに困ってた長くなりそうなので本日の記事にさせてもらいます。




去年の今頃、私は管釣り始めて４ヶ月で、スプーンやらプラグやらを買いあさってる真っ最中。

それまではスプーンばっかりで釣りしてましたが、嵐山フィッシングエリアで行われたスミスのプラッギングセミナーに参加した辺りを機に、プラグも集めるようになりました。

ディープクラピーカニミソ最強伝説を信じるようになったのも丁度この頃からです。
ディープクラピーカニミソを使う素人＞＞＞（決して越えられない壁）＞＞＞私
未だに奴には勝てる気がしません。
通天湖とかマジトラウマです。

で、話を元に戻しまして、その頃の私はとにかく新しいルアーを買い、使うのが楽しくて楽しくてしょうがありませんでした。
『このルアーで爆釣！』と毎晩妄想していたものです。

そして６月、ＴＡＴＵさんやプリたろーさんや閣下となごみライトエリアでご一緒させてもらい、中村水産ＣＵＰに出場し、自分とはレベルの桁が二つか三つ違う人達の釣りを見ることが出来、自分自身の釣り方を大きく見直すようになりました。

そこで一番痛感したのが、『自分で自分が何をしているか分かってない』ということ。

私の釣りは基本的に行き当たりバッタリで、基準となるものも無ければパターンを掴むために何をすれば良いかも分かっておらず、ただ何となくルアーを投げ、釣れたら喜ぶというレベルでした。

確かに、その当時もパターンを掴むためにはどうすれば良いか、何を使ったら釣れるかは無い知恵を絞って必死で考えてはいました。

でもそのアイデアは全て単発で、持続性のあるものではありません。

理由は単純です。

自分自身がスプーンの動きや特性を理解していないので、そのスプーンを投げることでどのような情報が得られるかが全く分かっていなかったからです。

それゆえに、『過去の経験』も無ければ、『釣り場でそれまでに得た情報』を考慮してパターンを考える、という作業が出来ませんでした。

普通のゲームでは敵を倒せば経験値（情報）が入り、レベルアップしていきますが、私の場合は毎回経験値が増えず、常に０からやり直していたようなもんですね。


勿論、相手は自然なのですから、経験があり、情報も蓄積している鬼の方々でも常に正解を導き出せるとは限りません。
ですがそれは純粋に確率の問題で、私よりもパターンを掴み多くの魚を釣る確率が高いのは火を見るより明らかです。


別にただ釣りを楽しむだけなら、それまで通り、新しいルアーを買い、アヒャーアヒャー騒ぎ立てながら釣りを楽しむことでも何も問題はありませんでした。
それまでの釣り人生はずっとそんなんでしたしね。



でも、この時の私は『もっと上手くなりたい』と思った訳でして、片足だけ突っ込んでたところを両足突っ込んでいくようになったのです。


はい、状況説明だけでこんなに長くなったので続きます。
要約すると『下手だから上手になりたいと思った』だけなんですけどね。