ゴリラの檻まで1マイル

少し前の話ですが，開設当初からこのブログを見ている友人から，
『ブログの内容が内向きになっている』
という痛烈かつ的確な批判を受けました．

当ブログはアクセスの大半が常連さんで，新規流入が非常に少ないブログです．ＳＥＯ対策もしてないので検索のヒット数も少なめ．
私自身も好き勝手やっていて，書きたいことを書きなぐっています．
見てくれるほとんどの方が，私というキャラや当ブログのスタンスを理解してくれていると勝手ながら思っています．

その分，『分かってくれている』ことに慣れすぎていて，
『分かってもらおう』という努力が足りなかったんじゃないかと言う訳です．

新着情報からこのブログに来てくれた方や，検索から飛んできた方にも分かってもらおう，このブログの読者になってもらおうと努力していたのかと，問われているのですよ．
端的に言いますと，
『初めてこのブログを読む人を意識して文章を書いていたか？』
ということです．
その辺の痛いところをズバッと突かれました．

ブログの内容が内輪向けになること自体は問題ありません．
それもまた一つのスタンス．将来的にはこのブログもそこに落ち着くはず．
内輪向けであるというだけで非難するなんて荒唐無稽，激しくナンセンスで，そんなのは主の勝手です．
mixiも含めてインターネットの世界での表現者の絶対数から言うとむしろそっちがメインかと．
問題となるのは今の私のスタンスなのです．

現時点の私が内輪向けの話メインの箱庭的なブログを志向しているかと言えばそうではありません．

私の野望である管釣り界唯一無二で『私　が　ル　ー　ル　だ　』という絶対的な存在になった暁には，思う存分内輪向けな話題に終始させてもらおうと思っていますが，現時点ではそんなのは妄想もいいところ．
デザインもそうですが，アクセス数についてもまだまだ貪欲なつもりです．

『分かってくれる人だけ分かってくれれば良い』とは思っていますが，
『分かってくれている（であろう）人々に向けて書き続けるだけで良い』と思っている訳ではありません．
見るべきものが何一つない私ですが，人の運だけは恵まれてまして，正直な話，これまで知り合った方々の中だけでも十分楽しくブログを続けていけると思います．
しかしです．果たしてそれで私の野望は達成できるのかと．
それでブログを続けるモチベーションを保つことができるのかという訳で．

三百六十五歩のマーチってのは名曲です．
一日一歩，三日で三歩，三歩進んで二歩さがるんです．

私の場合は，何もしなかったら三日で二歩ずつさがるんですよ．
すなわち，立ち止まっているだけなら現状維持すらままならないんです．

最近は少しずつその辺を意識して記事を書くようになりました．
具体的に言うと，出来るだけちゃんと過去ログを張るだとか，邪魔にならない程度に説明を加えるだとか，言い方を変えると『このブログをよく知ってもらおう』というための努力をしようかと．

普段はこういう類のブログに関する記事はあまり書かないのですが，内向きのようで内向きではない，とても好きだった釣りブログが再始動したこともあって，ちゃんと記事にしてみました．
ブログに関することを記事にすると大抵は自分自身の戒めについての記事になりそうですが，たまにはこういう記事も書いていこうかな．

形式的にはもっと自分のブログをよく知ってもらおうという努力を，本質的には初見でももっと読みたいと思ってもらえるような文章を書く努力を，ブロガーとしてももっと精進せんといかんですよね，ええ．