ナチュログ管理画面 淡水釣り 淡水釣り 近畿 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2008年01月27日

本:釣り人の本

現在進行形で鋭意執筆中の超大作,えんどこさんのイタリア紀行にちなんだ少し異色の釣りの本をご紹介.
えんどこさんのイタリア紀行は一読の価値ありです.超お薦め.
暇な方,だけじゃなくて時間がない方も時間を見つけて読みましょう.

~追記~

記事の始まりはこっからです.

http://endoco.naturum.ne.jp/e252797.html




ペートリ・ハイル!―あるいは妻を騙して釣りに行く方法

ミステリー小説化の浅暮 三文氏が新婚旅行でどうにかして釣りに行こうと奔走するお話です.
後半部分は奥さんと行く釣り紀行ですが,新婚時に,それも新婚旅行で,
『せっかく海外に行ったんだから釣りしたい!』と,言い出したいけど言い出せない,そのジレンマが軽妙に描かれたエッセイです.
すっきりとした読後感,軽快なやり取り,そして何よりも素敵すぎるタイトルで,釣り人関連では久しぶりのヒットでした.

私:『このジレンマ,釣り人なら分かるよね~.』

母:『妻どころか彼女もいない○(本名)が?(小馬鹿にした顔で)』


というやり取りで小一時間ほど立ち直れなかった切なさを考慮しても,読んで良かったなぁと思う本.




オーパ!

釣り,紀行文と来ると外すことのできない歴史的名作.
今さら私が紹介するまでもないと思いますが,未読の方がいるなら読んでおいても損はない1冊です.
初めて読んだ時は純粋に『憧れ』を抱き,次に読んだ時は『嫉妬』を,3回目に読んだ時は『納得』と,読むたびに読後感が変わる本でした.
ユーモアがありながらもゴツゴツした文体,シリーズのどの作品もテンションが高いですが,ここはやはりアマゾンという未開の地を強烈にイメージ付けた本作品をチョイス.
ピラニアの獰猛さはこの本で知れ渡った予感.




私の釣魚大全

オーパ!以外で開高健氏の著作を選ぶならこれ.
アイザック・ウォルトンの釣魚大全をもじって付けられた本作品.
オーパ!の豪快さとは全く異なる繊細さが見れる1冊です.



釣魚大全

出版社/著者からの内容紹介
〈釣りの聖書〉と賛えられ、釣り師でこの本を知らないのは恥とさえいわれる。とにかく息の長い本で、一六五三年ロンドン刊。その訳は、釣魚の実用面の古さにもかかわらず、その哲学にまで記述を深めているからだろう。


この本を読まずして釣りを語るな!とまで言わせる1冊です.
翻訳書は読んだことがあるのですが,どうも英訳そのまんまで読んだ方が良さそうなので,今後読もうという決意の意味でご紹介.
英文学専攻の友人に,
『翻訳された文学書を読んで文学を語るなこの朴念仁が!』
と叱られたこともあるので,きちんと読んでから皆さんにご紹介・・・するかもしれないし,しないかもしれません.神のみぞ知る.


本日ご紹介した本はボリュームがありますが,私は王将で餃子が焼ける待ち時間とかで読んでます,はい.
当ブログ読者であるイカしたM2,M3,M4世代の皆さまはブランデーなんぞをちまちまと飲み,暖炉の火で暖を取りながら片手に読みふけると良いと思いますよ,ええ.




同じカテゴリー(本・マンガ・雑誌・音楽)の記事
 怪魚マガジンを購入! (2011-05-29 01:15)
 本:釣り人の本その2 (2009-06-09 23:11)
 マンガ:サブカルなマンガ (2008-03-14 20:27)
 胃にくるマンガ (2008-01-13 03:06)
 本とかマンガとか (2007-12-22 21:27)

この記事へのコメント
お久しぶりです。
「ペートリ・ハイル」いいですよね。
「釣魚大全」は、今まさに英語で読んでます。

P.S. 大学で釣りサークルを立ち上げることになりました。
Posted by い~ぐる at 2008年01月27日 23:58
毎度です。
「オーパ」は確か初版が1979年だったかと。親友が買ったのを貸してもらった記憶が。
 釣具店に並んでるスプーンが7~10gばかりだった時代です。懐かしいなぁ~。
 また、嵐山でお会いしましょう。
Posted by Hugh at 2008年01月28日 18:59
>い~ぐるくん

おお,お久しぶりです.
ペートリハイル,響きが良いですね.
釣魚大全もタイトルからして日本語訳は怪しいのでは?と疑ってしまいますので,英語で読んだ方が良いかなぁと思う次第です.

>P.S. 大学で釣りサークルを立ち上げることになりました。

腐ったリンゴで埋め尽くされたどこぞのサークルのようにならないことを祈ります.(笑)
頑張ってくださいね!
Posted by ゴリゴリ at 2008年01月28日 21:22
>Hughさん

「オーパ!」は私より年上なんですね.
その頃を考えるとアマゾンはそこまで未開ではないのでしょうか?
初版の写真付きの愛蔵版が欲しいところですが,文庫で我慢です.(笑)

あと,件の日は行けたら行こうと目論んでます,はい.
Posted by ゴリゴリ at 2008年01月28日 21:24
大学の図書館が終わる時間までオーパを読んでいた変態が通りますよ。(笑)

いや、見つけてしまったもので。(汗)
中学時代から図書館好きです。最近は画面の文字ばかりですが・・・

自分が中学時代はカシワギさんのアマゾン大釣行で妄想を膨らませていましたね。(・∀・)
Posted by J at 2008年01月28日 22:04
えー・・・ご推薦を受けました endoco でございます。この度は身に余るお言葉に畏怖の念を抱かずにおられません。
ペートリ・ハイル!―を 不肖の私 読んだことがありませんので,こちらからamazonへ跳び,幾ばくかのお返しになれば・・と思う次第であります。

恐れずに申しますと
お暇な方は 是非 シリーズのその1から 順を追って読んでいただけると endocoさんの 一喜一憂に 感情移入しやすいかと
存じます。途中からですと 唯の Sciocco ってことになりかねませんので。
今回の 申し出ありがとうございました。ぺこり。
Posted by えんどこえんどこ at 2008年01月28日 23:37
読むたびに読後感が変わる本でした
Posted by まこ@釣庵 at 2008年01月29日 00:08
すみません。操作を誤りました(泣)

『オーパ!』は文庫の初版が出た時に買って読みました。写真のスゴさや写真に写っている道具への憧れはあったけど、正直文章に関しては大した印象がありませんでした。

でも、社会人になって再読した時、開高さんの文章の魅力に完全にヤラれました。その後、しばらく自分の中で開高ブームが続きましたね。(^_^;)

『オーパ!』はおっしゃる通り、読むたびに読後感が変わる本でした。
Posted by まこ@釣庵 at 2008年01月29日 00:13
>Jさん
私は小学生のときは3年連続で図書委員でした.(笑)

オーパ!にしてもそうですが,未知の場所での釣りってのは心躍りますね~.
Posted by ゴリゴリ at 2008年01月29日 01:44
>えんどこさん

承諾もなく紹介して申し訳ありませぬ.
始まったときから紹介したかったので,あとはタイミングと私の記事作成の余裕を見て紹介させてもらいました.
あと,『紹介するんだったらもっと分かりやすくしろよこのファットバディ(肉体的な意味で)が!』と叱られたので追記しました.

ぺートリハイル!は本当に暇で暇で仕方がないときにでも.(笑)
Posted by ゴリゴリ at 2008年01月29日 01:48
>まこさん

やっぱり最初はあの魚,風景,動物に目がいきますよね.

このブログを始めてから,というよりは自分でレポートなど文章を書くようになってから氏の文章表現の豊かさを意識するようになりました.
今読めばまた読後感は変わるのか,また実家から引っぱり出して読んでみようかと思います.
Posted by ゴリゴリ at 2008年01月29日 01:55
恐縮です。深読み し過ぎです(笑)。
こちらから リンク させていただきました。
Posted by えんどこ at 2008年01月29日 03:28
はじめまして、トモと申します。

ゴリさんの文章力にビックリしました!
これからジックリと過去の記事も拝読したいと思っております(^-^)

ところで・・・
M4は何歳からを指すのでしょうか?
テレビ業界ではM3で止まったままでして
まったく現実的ではないのです。
Posted by トモ  at 2008年01月29日 11:40
>えんどこさん

どもども,リンクありがとうございます.
こちらも近日中に紹介記事書きますね.
Posted by ゴリゴリ at 2008年01月29日 21:34
>トモさん

コメントありがとうございます!
聞くまでもないと思われますが,ひろpさんのご釣友のトモさんですよね?いつも楽しく拝見させてもらってました.

>M4
大学ではM4世代を65歳以上と設定しようとい動きがあると教えられたのですが,どうも一般的ではないようでして・・・・.
ただ,今後の社会情勢を考えれば,購買力,行動力を含めて鍵となる世代だと思われますので,当ブログでは良しとしておきます.(笑)
Posted by ゴリゴリ at 2008年01月29日 21:40
ゴリさん

そうです、ひろpさんの友人でございます。
読んでくださっていたとは大変恐縮です・・^^;

なるほど、65歳以上なのですね。
ボクも全く同感です。
50歳以上がそれ以上の年齢と同じくくりなのは全くおかしい話で、現実的ではないです。
またM1に関しても20-34歳という
これまた同じ括りで良いのか?と感じてはおりますが、深く考えないようにしています^^;

それではゴリさん、今後ともよろしくお願いします。
Posted by トモ  at 2008年01月29日 23:21
>トモさん

おお,やはり.

>50歳以上がそれ以上の年齢と同じくくりなのは全くおかしい話で、現実的ではないです。

ネットならいざ知らず,テレビ的に考えると50歳以上の括りは重要になりそうですね.
M1は・・・・これからは忘れさられた層になる予感がしますね.

こちらこそ,すきま産業全開のブログですがよろしくお願いします!
Posted by ゴリゴリ at 2008年01月30日 00:31
ども。(^◇^)
トモさんの悪友風邪っピキです。(^^ゞ


開高さんの本は、通勤電車の中の愛読書です。
(^^)v

駅から自宅までの帰り道に、ブックオフがあるので、そこで掘り出し物をあさってます。(^-^)
Posted by p体調 at 2008年01月30日 13:59
ペートリ・ハイル!―が我が家にやってきました。地雷ネタ ありがとうございました。
今年めでたく M3 に括られます です。
Posted by えんどこえんどこ at 2008年01月30日 15:17
彼の本を読み始めたのだが・・・4話途中で・・・本を閉じました。
なぜって・・・噺は しごく おもしろくて 登場する軽妙な作者が他人とは思えない ブツ です。
ですが・・・すごく 影響受けてしまいそうなので・・・。
レベルが違いすぎるのだけれど・・・すでに・・・物言いが似てる(笑)。
なので・・断腸の思いですが,なるべく 楽 に書きたいので^^。
Posted by えんどこえんどこ at 2008年02月01日 01:28
返信遅れて申し訳ありません.
4回生の卒論で研究室に缶詰で肌に潤いなし,ゴリです.

>ひろpさん

どもども,風邪の調子はいかがでしょうか?
私はビタミン的な何かが足りてなくて肌荒れが凄いです.

切ない話ですが,開高氏の本はブックオフで購入しました.
アマゾンも中古の値段はすごいことになってます.
Posted by ゴリゴリ at 2008年02月01日 20:08
>えんどこさん

ども,私の紹介のせいでブログにリスクを背負わせたようで?,申し訳ないっす.

>今年めでたく M3 に括られます です。
そうなんですか?てっきりM2+αくらいだと勘違いしていました・・・・.

ぺートリ・ハイル,響きも良いですし噺も良いですよね.
でもえんどこさんのイタリア紀行がなければここで紹介せずにひっそりと自分のお気に入りで楽しんでたと思います,はい.
Posted by ゴリゴリ at 2008年02月01日 20:15
いつかは読むはめになるだろうとは思っていましたが・・・
今回、開高さんの2冊を”ぽちっ”としました。

届くのは今週末かな?楽しみ楽しみ。
てことで、そんな楽しみをくれたゴリさんにありがとう~!!
Posted by JIMO at 2008年02月06日 23:23
そうか!私の打ち出の小づちはナチュラムバディシステムじゃなくてアマゾンアソシエイトにあったのか!
み,見えた!ワイの輝けるサクセスロードが!

>JIMOさん

あ,上記の私の心の叫びは気にしないで下さい.(笑)
冗談はさておき,超メジャーのオーパ!はとまれ,私の釣魚大全も中々な一冊ですので,きっと晩酌の良い友に?なってくれることを願います.
Posted by ゴリゴリ at 2008年02月07日 01:18
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
本:釣り人の本
    コメント(24)