ディープクラピー,カラーに悩むその2

ゴリ

2007年11月21日 00:39


ラッキークラフト(LUCKY CRAFT) ディープ クラ・ピー



前回の記事で皆さんに貴重なアドバイスをいただいたおかげで,カラーローテーションで必要と思しき戦力のイメージはかなり明確になりました.

皆様のご協力,真に感謝です.

まぁ当ブログの読者の皆さんならば,笑顔の後ろにチョイ悪以上邪悪未満の黒さを兼ね備えていると思われますが,皆さん意外に丁寧に教えてくださってびっくりです.
私なら絶対に一番肝心なポイントは外しそうです.
いや,外すね.間違いない.

さて,その辺の表に出してはいけない大人の事情は置いときまして,鉄板カラーのローテーションです.
皆さんから伺った意見と,これまで自分が見てきた&やってきた中での傾向をまとめましょう.

まず,一番多かった回答がマットオレンジ.
で,次に多かったのがビターチョコ.
そして,鉄板カラーとしてよく挙げられるサウザン,ストロベリーシェイク,カニミソ,などなど.
んで限定カラーでも評価の高かったシャーベット系からゴマシャーベットとゴマオレンジシャーベットってところでしょうか.

ここから伺える傾向として,まず(シャーベットは別として)色がはっきりと塗られたカラーが多いこと.
クリアーだったり,中途半端に透けていたり,金属的な何かがあったりするカラーではなく,しっかりと塗られたマットなカラーです.
軸になるクランクですから,安定感のあるルアーが鉄板として組み込まれているんでしょうね.
これらのカラーはマッディなエリア,超ドクリアなエリア,そうでもないエリア,どんなエリアでも強いカラーと思われます.
オレンジは一見すると派手なカラーですが,実際にはペレットカラーの一種でスプーン,クランク問わず非常に強力なカラー.
スプーンでもプリズムオレンジというカラーで使用していますが,決して外すことの出来ない一軍のセンターポジションです.
他のカラーに比べると注目が低いような気がするのですが,私の中でも鉄板中の鉄板カラー.
特に,激しくクリアなエリアで強い印象があります.

これらのカラーはクランクだけでなくスプーンでも無ければ死ねる鉄板カラー.
色としては地味系ですね.
やっぱり『鉄板』というだけあって,確実性の高いラインナップです.

で,限定カラーだけど評価が高いシャーベット系です.
正直,このカラーが利く理由ってのはよく分かりません.
風呂に浮かべて水中で見たところ,透過性はそれほど高くなく,どちらかというと白っぽいシルエットでゴマシャーベットは腹白背黒に見えます.
私にとってはまだまだ『釣れる理由』がいまいちあやふやなカラー.
しかし,私が使用していたゴマシャーベットは上記のカラーと同様に,安定した釣果をたたき出してくれた頼もしい戦力.
工学の分野では『理論』は常に『実証』の後を追いかけるものですし,釣れる理由の追求はまたの機会にしときましょう.
釣れるは正義!

皆さんから頂いたご意見をまとめるとこんな所でしょうか.
大きく分けて,どう見ても鉄板の地味系カラーとシャーベット系.
地味系のスプーンでも必須のカラーを中心にシャーベット系を交えるのが,鉄板の一軍ローテーションって感じですね.

これまでの自分の経験と,皆さんのアドバイスを考慮すると,

『カニミソ』
『マットオレンジ』
『ビターチョコ』
『サウザンアイランド』
『ストロベリーシェイク』
『サウザンアイランド』
『スゥイート&ビター(在庫あれば)』
『コパー(在庫あれば)』
『蛍光ピンク(在庫あれば)』
『ゴマシャーベット』
『ゴマシャーベットオレンジ』


この11色が現時点での基本となるローテーション候補.

で,用途が重なるカラーを削っていきつつ,足りないカラーを自分で見つけて補充していくって感じ.
ここを基本にして,今後の私のクランク戦略を充実したものにしていこうと思います.
今回皆さんに意見を聞いて驚いたのは,意外に皆さんベーシックなカラーをローテーションされていることと,マットオレンジが人気だったこと.
特に,マットオレンジは個人的には鉄板だとは思ってたけど,皆さん揃って挙げていてビックリ.まぁ私が無知すぎるだけなのですが.


で,ここで更にご協力のお願いです.
皆さんのおかげでローテーションに組み込む『鉄板』カラーの傾向は,かなり明確に掴むことが出来ました.
しかし,個人的にはこれだけではどうも100点中60点,もしくは50点.
クランクを引く技術やローテーションの仕方ではなく,純粋に,カラーがこれでは足りないはず.

それは,

『理由は分からないけど1匹は連れて来てくれる』

という『飛び道具』のようなカラーの存在.


スプーンでもカラーローテーションやセオリーや自分の経験から外れるけど,なぜか魚を連れて来てくれるカラーがあると思います.
私にとっては全く状況が掴めていない時のブルーや,超ハイプレッシャーの時の黒金やチカチカピンクがその筆頭.

なぜか分からないけど瞬間の戦闘力を発揮する『飛び道具』なカラー
経験上,スプーンよりクランクの方がその傾向が強いように感じます.
一投に全てを賭ける!,そんな一撃必殺の仕事人のようなカラー無しには,クランクは十分とは言えない予感.
この種のカラーはローテーションの間に挟む差し色で,ローテーションの途中に挟むタイミングがあるカラーです.
しかし,独立であるがゆえに,一つのカラーがそのまま一つの手数になる非常に貴重な存在です.
2匹目のない一撃必殺だとしても,その一撃の手数をたくさん持っていることは,人的プレッシャーの強い状況下では非常に心強いです.
特に,大会のワンピリオドで,どうしても1~2匹が必要なときに,そういった引き出しを多く持っていることがどれだけ強いか,そういった選択肢を持たないことが結果に直結することは身をもって学びました.

この辺のカラーは自分の好みが大きく関わってくると思いますが,これだけ奇想天外な限定カラーが溢れるクラピーですから,きっと私には想像すらしていなかったカラーがあるはず.
ベリーが別色だったり,尾っぽに何か塗られていたり,粒々が付いていたりフェザー的な何かが張り付いていたり,何だか分からないけど釣れるカラーってたくさんあると思うんですよ.

ちなみに,私のクラピーの飛び道具カラーは,クリアーの腹を自分で黒塗りかあわび張り.
最初は『クリアーで腹を塗って下まで光を通さない!天才!』と思っていたのですが,雨の日や曇りの日で,カラーローテーションが必須のときでも最初の1匹だけはなぜか物凄い勢いで食いついてきます.
何かよく分からないけど,よく分からないときに1匹限定で頼りになる奴です.

もう一つはマットブラックの腹にピンクを塗りたくって九官鳥!とほざいてた奴.
色的に普通に釣れそうなのですが,なぜか1匹にしか力を発揮しない子です.
あと反則なのですが,フライの羽を貼り付けてフサフサにした奴.
はっきり覚えていないのですが,何処かで自作クランクを作成されている方がフェザー的な何かを貼り付けていて.『その発想はなかったわ!』と早速真似してみたら凄かった奴です.
見た目も凄いけど魚の食いつきもヤバい.

その亜種として,カニミソを紙やすりで削って,底に溜まっている枯葉を模したものを貼り付けたらこれまた凄かったです.
『底生動物を模した天才の発想!』と調子に乗っていたのですが,確かにあれは神がかってましたね.
問題は一匹釣ったら全てのイミテーションが剥げ落ちる,正に一撃の儚さ,悲劇の子でした.

まぁあとの二つは冗談として,皆さんにもそんな『飛び道具』なカラーがあると思われます.

で,再び当ブログをご覧の皆様にお願いです.
皆さんのクランクの中で『理由は分からないけど1匹は連れて来てくれる』という飛び道具カラーを教えてください.
理屈,状況,その日の傾向,色々な状況の中で,とりあえず1匹釣れてきてくれる,そんなカラーの情報提供をお待ちしております!

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