あれも食べたいこれも食べたい私にとって、セルフ食堂は理想的な食堂かもしれません。
小鉢も多く、野菜もしっかり取れてしかも値段控えめといいとこ尽くし。
でもね、私は現在人生最後のモラトリアムを謳歌する学生なので、セルフ食堂の王様『学食』に入りびたりの毎日なんですよ。
私の通う授業で通うキャンパスは周りに、何もない、本当に何もない場所に建っています。
京都市なのに車がなければ生きていけません。
学部時代のキャンパスは自転車があれば何処でも行けました。
コンビニも近くにあって、食事に困ることなんてまずなかったのですが、こちらのキャンパスは学食の一択問題。
学食が悪いわけではないのですが、学部時代から数えて4年半、さすがに飽きるってもんです。
品数豊富でメニューもたくさんあるのですが、味付け、というか学食の味に慣れきってしまってます。
まぁ、いつ行っても『秋刀魚』『サバ味噌煮』か『丼物』しか頼まない私の開拓精神の希薄さが問題なのですが。
そんな訳で、普段の食事の半分以上が学食で構成されているということもあって、大学以外で外食するときはセルフ食堂に行くことは滅多にありません。
今日は講義後に、4回生のゼミ指導を済ませ、久しぶりに大鵬という中華料理屋でてり丼地獄盛りを食べようと思って自転車飛ばして二条駅へ。
そこで、何となく駅前のBiviに寄って、本屋なんかを散策してると噂の『半田屋』の看板が目に入ったので、ちょっと見に行ってみることに。
セルフなんで、店内に入ってもすぐ出て行けるだろうと思って入店。
『学食より価格帯と内容は上かも・・・・』と散策していると、
見てはいけないものが目に留まってしまったんです。
歪む空間踊る文字、73円と315円に挟まれる800円。
その正体は1kgカレー!!!!
もうね、視界に入った時点で、私の負けでした。
何が負けって、もうね、『あなたの限界に挑戦!』とか挑発されて受けないわけにはいかないじゃないですか。
というかね、カレーが1kgそのものが見たい!
どんなボリュームなのか見てぇぜチキショー!
見ちゃいました。
そうか~、これが1kgか~。
重いです。広いです。
店員の女の子もビックりしてました。
どんな意味のビックリか、深く詮索しない辺りが私の賢明さと云えましょう。
皿の大きさも去ることながら、盛りも相当なもの。
いやー良いもん見ました。1kgってやっぱし凄いですよ。
そもそも食事の話でkgって、単位が出ること自体が異常ですもんね~。
さて、んじゃ良いもん見たってことで、てり丼食べて帰・・・・・・・。
れませんよね、ええ。
カレーはHPにはライスカレーと記されてるだけあって、昔ながらのジャガイモとニンジンの入ったカレー。
ジャガイモもニンジンも煮崩れしてない割に味が薄いのはご愛嬌として、肝心の味は昔の給食のカレーにそっくり。
小学校時代、カレーのおかわりを巡って、クラスが真っ二つに割れたあの頃が思い出されます。ガンガンかき込むよ。
で、独りで黙々とカチャカチャとスプーンを動かします。
『今週もレポート漬けなので釣りは行けそうもないなぁ~。』
『チケット手配しないとなぁ~』
『夏季講習のバイトのシフトさっさと出ないかなぁ~。』
『てり丼いつ食べに来ようかなぁ~。』
そんな感じで、無事完食!
黙々と休めることなくスプーン動かしてたので、所要時間8分。
『これは厳しい闘いになりそうだな・・・・(ゴクッ)』、そう思ってた時期が私にもありました。思ってただけでした。
専門店のスパイシーでこってりなカレーだったら厳しかったかもしれませんが、サクサク食べ進められましたね。
まぁ、普通の人にはおススメしませんが。
という訳で、全国各地にある半田屋で見られる非日常。
非日常すぎて勢いで記事書いてしまいました。
まさかこんな伏兵が潜んでいるとは、世界はまだまだ広いです。
キロ(kg)という単位に挑戦したい方は是非!